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死ねないから生きてる

過熱

各車メーカーが主導権を握ろうと躍起になってる自動運転技術。


自動運転はとりあえずレベル1〜5の段階を設けてるらしくて、
事故の責任が車にも発生するレベル3〜5が厄介。


特にレベル3は、以下自動運転wikiより

レベル3(条件付自動運転)
限定的な環境下若しくは交通状況のみ、システムが加速・操舵・制動を行い、システムが要請したときはドライバーが対応しなければならない状態。通常時はドライバーは運転から解放されるが、緊急時やシステムが扱いきれない状況下には、システムからの運転操作切り替え要請にドライバーは適切に応じる必要がある。しかし、人間のドライバーが緊急時にはスムーズに切り替えられない問題が指摘されている。

道路状況なんてイレギュラーの連続だし、かなりハードル高い。


「何事もやってみないと技術の進歩がない」と言いたげに
各社挙って自動運転をお試しで搭載して売ってるけど、
これって所謂、人体実験だよね?
なんで自動運転界隈だけ、実地の人体実験が許されてんだろう。


その手法、喉から手が出るほど欲しいのは医療研究者。
IPS細胞関連なんて、もう長い事マウスの実験繰り返して、
そろそろ人体実験したくてヤキモキしてそう。
目の網膜?でやったっけか。
まぁそれはさておき、


・・・・


革新的技術なら許されるのかい?
エイズの根治ウイルス出来たよ。社内の実験じゃまぁまぁ良い結果だった。
他社出し抜きたいからちょっと町に撒いたら数人死んじゃった(テヘペロ
みたいな無差別実験でも「これが完成したら凄いからまぁ許すわ」ってなるの?


2015年にテスラの自動運転車で初の死亡事故が発生した。
幸いこの事故の死亡者は自動運転車のドライバーのみだったけど、
バスに突っ込んでバス搭乗者にも多数の死者が出てた可能性だってある。
でもって、(当然だけど)この運転手が自動運転で何処へ行くかは
誰にも知らされてなかった。


そりゃぁ、100%の安全はどんな分野でも担保されないから
ある一定の基準が満たせたらいつかは実用化されていく。
でもその基準がここんとこどんどん「技術の進歩>人命」に傾いてる気がする。
とくに自動運転界隈は例のトロッコ問題も何一つ解決してないままに
「まぁ起こってから考えればイイや」みたいな雰囲気すら漂う。


多分平成のIT革命が頭打ちで、付加、並列や併用技術ばかりになって
誰もが頭一つ抜けだしたい、と考えている結果だと思うけど。


・・・・


昔の日本は確かに無駄ともおもえるほど入念な安全対策なされてたけど
その品質と安全性は世界に認められてた。が、
グローバル化に吞まれて、トヨタみたいな極々特殊な成功例に夢を馳せ、
まんまと世界に骨抜きにされ、今や日本も世界に埋没してしまった。


栄光と没落は、めぐり巡って誰にでも起こりうる。
問題は、再復活出来るかどうか…。